ガチャストーリー1「グレンの18歳の旅」 - Alice Closet

アリクロ(アリスクローゼット)ミニストーリー1

ガチャ: 「イグルーシール」「オーロラベア」「スノーフォックス」

期間: 2021/1/15(金)14:30~1/24(日)14:29

グレンの18歳の旅

[1]ハートランド城からの書状

グレン様

18歳となられる皆様、心よりお慶び申し上げます。

ハートランド王国では、皆様の新しい門出を祝い励ますために「18歳の集い」を開催いたしますので、式典にご参加いただきたくご案内差し上げます。

また、貴族の皆様におかれましては、「18歳の旅」のご準備をお願いいたします。18歳になった思い出とともに広い知見を得て、歴史あるハートランド王国の貴族として、またアリスオーナーとして素晴らしい経験をしていただくことを期待します。

式典、旅程や報告書のご提出など詳細に関しましては、別紙をご覧ください。

ハートランド王国 教育委員会

[2]母からグレンへの手紙

グレンへ

グレン、18歳の誕生日おめでとう。あなたもとうとう旅に出る歳になったのね。

積極的に動く事が苦手なあなたにとっては大変かもしれないけど、きっと素敵な経験ができると思うわ。

行先の候補を同封しておくわね。ハートランド王国とは遠く離れた極地ですけど、この地の長は我が家とも古い付き合いなの。きっとよくしてもらえると思います。

今、お父様はアリスと学べる教育施設の創設を手掛けています。インターナ帝国は、魔法の力を生活に活用する手法がとても発達しているのよ。オーナーがアリスと共に人生を歩んでいくため、マナの学問はより重視されていくと思うわ。

わたくしもお父様も、いつも仕事で不在にしていて本当にごめんなさい。あなたの旅が、実り多きものでありますよう…。旅先からの手紙、楽しみにしているわ。

551.7.18 母より

[3]極地のアリス

その地は、静寂に包まれていた。年中降りやまぬ氷雪が大地を覆い隠し、一面の銀世界を作っていた。

しかしそのような場所にも、クロージーは息づいている。人々は厳しい寒さからアリスを守り、なお、美しく輝けるような衣装を先祖代々にわたり作り上げてきた。また、アリスも人々の心を温め、豊かなマナをこの地にもたらした。

自然への畏怖や尊敬の念、マザーツリーへの感謝を込めて作られた伝統衣装に身を包んだアリスは、まばゆい輝きを放つという。空を覆うオーロラや雪に反射した月光と共に集落を照らすこの光は、災いを寄せつけないと信じられている。

アリスに関するありとあらゆる行事は、集落全体で協力して行われており、まるで一つの家族のようにも思えるほどだ。この絆が、白銀の地にほのかな温かさをもたらしている。

[4]グレンから両親への手紙

父様、母様へ

お二人ともお変わりないでしょうか?

極寒の地に来て早1週間、現地の皆さんに色々お教えいただきながら何とか生活しています。正直、ハートランド王国の草花や、屋敷のシェフが作った彩り豊かな食事が恋しいですが…。

ただ、この地でもクロージーはハートランド王国同様、熱心に行われています。一点異なるのは、出場資格です。

ハートランド王国のティーパーティーは、貴族の招待者のみが参加しており、ワンダーランドの中でも特に格式高いものです。しかし、この村では人々が皆、同じ舞台でコーデを披露するとのこと…オーナーとアリス達の非常に優雅な立ち振る舞いには、驚かされるばかりです。

また近いうちに連絡します。お二人とも、どうかご自愛くださいませ。

551.10.9 グレンより

[5]グレンから屋敷への手紙

屋敷の皆へ

皆、元気にしているだろうか?私が屋敷を離れて久しいが、クロージーは欠かさず行っているだろうか。

今日は、この地の衣装を入手したので送付する。伝統の編み込み模様であるノルディック柄というものがあしらわれており、この地に生息するアザラシや、雪で作られた住居をモチーフにしている。全体に模様を入れて、生地を厚手にし保温性を高めると同時に、見た目を華やかにもさせているのだとか。皆もこの極寒の地に思いを馳せてもらえればと思う。

私のアリスも大層気に入ったようで、ハートランド王国に帰る際には、より多くの土産を持ち帰るつもりだ。それまで、我が家の名に恥じぬよう、日々精進するように。

551.10.9 グレンより

[6]グレンのレポート

極地の文化とアリスの衣装 551.10.15

アリスを美しく着飾り、共に人生を歩む習慣はワンダーランド中で見られるものである。しかし、衣装は地域により大きな差があり、気候や文化によるものが多い。極地におけるアリスの衣装について、ハートランド王国との差異を中心に考察する。

極地の平均気温は-30℃、アリスも人間同様、暖かい毛や皮を模した衣装に身を包んでいる。ハートランド王国では状況により衣装を使い分けることが多く、特に貴族には厳格なマナーが存在する。一方、極地では自然環境を称えるための衣装が多く存在し、この地に生息する動物や雪を織り込んだ模様や自然との共生を表現したものが見られる。また、衣装は村全体で共有されており、製作や技術継承に村人全員が携わっている。

これらの風習はアリスのマナに非常に良い影響を与えていると思われ、村中に満ち溢れてたマナを感じる。ハートランド王国でも自然と深く関わる要素を取り入れた衣装によるマナへの影響を確認すべく、この地の衣装を持ち帰ることにする。

[7]とある少年の日記

551.11.4今日は、グレンと森に行った。

村長が言ってたけど、グレンはハートランド王国の有名なきぞくらしい。しゃべり方とか、食事の様子とかもすごくて、アリスのコーデもキラキラしていて、りっぱな人だ。

勉強もすきで、森にさそった時、ノートやじてんを持ってきたから、色々と教えてあげた。・赤い実は雪でかくれているけど、白いきつねがいる所にはたくさんある。・アリスにも、きつねみたいなフワフワのいしょうを着せる。耳やしっぽのかざりも大事。たくさんの実が見つかりますようにっていうおまじない。

でも、家事は苦手みたいだ。みんなでせんたくした時は水がつめたくてびっくりしていた。だんだん上手になってきたけど…。

今度、オーロラを見に行くやくそくをした。楽しみだ。

[8]グレンの日記

551.11.4今日は、村長や村の人々と森へ出かけた。アリスの衣装に使う染料の実を採取するためだ。

先日に引き続き驚いたのは、村人達のために村長がソリを出したことだ。当初、良質な染料の選定のため、村長が同行するのかと考えていたが、子供達が提案した図案を再現するために自ら案内を買って出たとのこと。

さらに村人と共に雪を掻き分けて染料を採取していた。この地では有力な貴族にも関わらず、だ。

子供達は衣装や文化についてよく知っている。村長から教えてもらったらしい。実から抽出した赤色は、見事な鮮やかさで、雪の白にもよく映えた。それに、子供達やアリスの嬉しそうな顔といったら!このようにして、この地の衣装技術は受け継がれてきたのだろう。

貴族の在り方を考えさせられる一日だった。

[9]グレンの日記

551.11.10今日は素晴らしい日だった!村の人々と、オーロラを見に行ったのだ。

夜空を光のカーテンで覆ったかに思える幻想的な風景には、一瞬で目を奪われた。対照的に、モコモコとした防寒着のアリス達は実に愛らしかった!村の少年アリス達にお揃いでシロクマの衣装を用意したのだ。私のアリスも気に入ってくれたようで、村長に手伝ってもらいながら作り上げた甲斐があった。

大戦の時代には、アリスに白い衣装を着せるとオーロラに取り込まれてしまうという迷信もあったようだが、今では雪と氷との一体感が味わえると、観光客にも人気のようだ。

極寒の中で飲む温かい花茶は格別の味がした。草木が少ない地ではあるが、村長を中心に茶葉の栽培に取り組んでいるとのこと。この村の人々なら、きっと近い内に成功するだろう。

[10]グレンの日記

551.11.12長いように思えた18歳の旅も、残りわずかとなった。

最初はハートランド王国の貴族の義務と捉えていたが…今ではこの地に来て本当に良かったと思える。

おじさまには親切にしていただき、村の人々とも仲良くなった。アリスにも大勢の友人ができたようだ。食事も洗濯も掃除も、生まれて初めてすべて自分で行い生活した。

何より、貴族としての使命に目覚めたのだ!豊富な財や知識で国の人々へ貢献し、アリスとのよりよい生活をつくること。そして、すべての人々と共に実現していくということだ。

これからは、城下町を積極的に回らねばならんな。その土地特有の衣装も研究したいし、花茶の栽培にも興味が湧いた。この村との別れは名残惜しいが、帰ってからやりたい事も数多く…今夜は眠れそうにもない。

[11]グレンから両親への手紙

父様、母様へ

先日はお手紙ありがとうございました。インターナ帝国での教育施設の創設、順調なようで何よりです。先陣に立ち他を導く、正に貴族としてあるべき姿と言えましょう。

さらに、この地の貴族である豪族の立ち振る舞いも、非常に興味深いものがあります。集落で計画を進める際は、豪族や平民の関係無く、発案者を中心に物事が進められていく…。そしてまた階級の関係無く、参加者全員で計画の後押しをしていく。この地の体系も、非常に面白いと感じました。

小さい頃には、いつも両親と一緒にいる友人を羨ましく思ったこともありました。しかし、今になって貴族の使命というものを理解できたような気がします。

この旅で見解を広められた事、とても嬉しく思っております。またお仕事の話、是非聞かせてください。

551.11.18 グレンより

[12]父からグレンへの手紙

グレンへ

旅で大きく成長したようだな。お前の言葉、私も母様もどれだけ嬉しいことか。私達の事業も順調で、来月にはハートランド王国に一度帰るつもりだ。是非旅先の話を聞かせてほしい。

実は、お前に会いたい理由が他にもあるのだ。急な話で驚くと思うが…我が家に養子を迎える事が決まってな。そう、つまりお前に妹ができるのだよ。

非常に高貴な出身で、わずか5歳ながらアリスのコーデにも長けている。幼少時から仕えているメイドと我が家に迎え入れる予定だが、色々とお前の助けが必要になる。

すまないが、詳しい事情はここでは書けない。帰ったら私の書斎でゆっくり話そう。

可愛い二人の我が子と会える事、心から楽しみにしているよ。

551.11.25 父より

[13]グレンの日記

551.11.27先日の父様からの手紙には、心底驚かされた。私に妹ができると?兄弟がいなかった自分にとっては、何とも嬉しい知らせだ!

だが…同時に、ただならぬ事情があるとも察せた。父様からの話を待とう。どんな理由であれ、その子は見知らぬ家族に迎えられるのを不安に思っているに違いない。屋敷の者達と共に、素晴らしいクロージーで歓迎してやりたいな!

なんと、旅立ちの前日に送迎パーティーを催してくれるようだ。村の少年達が計画してくれたとか。話を聞かされている途中で泣かれてしまったのには驚いた。私との別れが惜しいと言われた時には、嬉しさと寂しさに胸が締め付けられた。…参ったな、私も泣かずにパーティーを終えられる自信がない。

この地にいられるのもあと数日だ。後悔の無いよう過ごそう。

[14]グレンから屋敷への手紙

屋敷の皆へ

皆、変わりないだろうか?この地の生活は楽しく発見も多いが、屋敷の皆との再会もとても楽しみだ。

今日は、皆にお願いしたい事があり手紙を書いた。極地の衣装に関する研究に協力してほしいのだ。

旅の報告書には、極地の衣装技術を、どのように我が国で活かすかの考察を入れたいと考えている。この地では、自然と深く関わる衣装が多く見られ、それはアリスも含めた村人全員の手で作られている。衣装の精巧さはもちろん、その人々の姿もアリスのマナによい影響を与えているというのが私の仮説だ。

そこで、屋敷に帰ったら、皆でハートランド王国の文化を表現した衣装を製作したいと思う。是非力を貸してほしい。

551.11.28 グレンより

[15]グレンから両親への手紙

父様、母様、そして我が妹へ

この手紙が着く頃には、私が帰るまであと数日となっているでしょう。お二人や屋敷の者との再会、私もアリスもとても楽しみにしております。そして、我が妹にも会えるのが待ち遠しくてたまりません。

妹への贈り物として、アリスの衣装をいくつか用意しました。菓子も買っていこうと考えています。雪国土産と合わせて、インデックスでブリッドキャンディーを作ろうかと。気に入ってくれるといいのですが…。その子の手本となるような、よき兄になれるように力を尽くすつもりです。

この地で学んだ事や経験を、早くお聞かせしたいです。それらを活かして、父様や母様のような皆を導く素晴らしい貴族に、素晴らしいアリスオーナーになれるように精進してまいります。

551.11.28 グレンより

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