アリクロ(アリスクローゼット)ミニストーリー
ガチャ: 「デーモンアウト 」「フォーチュンイン」
期間: 2021/1/28(木)14:30~2/5(金)14:29
セイランと姉
[1]セイランの姉の日記
553.11.6
今回も、取引先に提案したアリス用衣装デザイン、褒めていただだけたみたい。
跡継ぎの長女としての役割を果たせて安心したわ。
でも…今回のデザイン案の中には、セイランと一緒に考えたものもあるのよね。
やっぱりあの子のセンスは光るものがあるわ。
それこそ、ちゃんと磨けば世界に通用するぐらいに。
女性職人が主流な国に生まれてしまったのが惜しいわ。
お母さんもお父さんも保守的だから、この家を私以外に継がせるつもりはないでしょうね。
かと言って、私も家長の座を譲るつもりは無いけど。
まったくもう、我ながら、この国の女性優位の文化はまだまだ根強いわね。
確かに伝統や文化を重んじるのはいい事よ。私はお母さんとお父さんのそういう面を尊敬もしてるし。
けど…それがセイランの障害となっているのは確かね。
セイランはこれからどうしたいのかしら。このまま両親に隠れて、こそこそとデザインを考えるだけでいいわけがない。あの子ももう25歳だしね。
あの子だってそう思ってるはず…。何かしてあげられる事はないかしら。可愛い弟のため力になってあげたい。
今回も、取引先に提案したアリス用衣装デザイン、褒めていただだけたみたい。
跡継ぎの長女としての役割を果たせて安心したわ。
でも…今回のデザイン案の中には、セイランと一緒に考えたものもあるのよね。
やっぱりあの子のセンスは光るものがあるわ。
それこそ、ちゃんと磨けば世界に通用するぐらいに。
女性職人が主流な国に生まれてしまったのが惜しいわ。
お母さんもお父さんも保守的だから、この家を私以外に継がせるつもりはないでしょうね。
かと言って、私も家長の座を譲るつもりは無いけど。
まったくもう、我ながら、この国の女性優位の文化はまだまだ根強いわね。
確かに伝統や文化を重んじるのはいい事よ。私はお母さんとお父さんのそういう面を尊敬もしてるし。
けど…それがセイランの障害となっているのは確かね。
セイランはこれからどうしたいのかしら。このまま両親に隠れて、こそこそとデザインを考えるだけでいいわけがない。あの子ももう25歳だしね。
あの子だってそう思ってるはず…。何かしてあげられる事はないかしら。可愛い弟のため力になってあげたい。
[2]セイランの母親から父親への手紙
あなたへ
今日はセイランの勉強になるかと思い、得意先へ同行させました。
あの子には今後、家長となる姉の補佐となってもらわなければいけませんからね。
この国の男の子らしい、粛々とした態度でいてくれましたよ。
冗談半分かと思いますが、取引先のかたに「婿に来てほしいものだ」と褒められた時は嬉しくなりました。
ですが悪くはないお話ですし、いつか切り出してみてもいいかもしれませんね。
あちらの跡継ぎのお嬢さんとも、いつか顔合わせ出来ればいいのですが。
こちらから提案したデザインも、大変気に入っていただけましたよ。あなたやセイランの補佐のおかげで我が家はこれからも安泰のようです。
今回の出張も大変だとは思いますが、お体に気をつけてくださいね。
お互い仕事が終わったら、とびきりの御馳走を囲んで、家族水入らずで過ごしましょう。
またお手紙差し上げます。
今日はセイランの勉強になるかと思い、得意先へ同行させました。
あの子には今後、家長となる姉の補佐となってもらわなければいけませんからね。
この国の男の子らしい、粛々とした態度でいてくれましたよ。
冗談半分かと思いますが、取引先のかたに「婿に来てほしいものだ」と褒められた時は嬉しくなりました。
ですが悪くはないお話ですし、いつか切り出してみてもいいかもしれませんね。
あちらの跡継ぎのお嬢さんとも、いつか顔合わせ出来ればいいのですが。
こちらから提案したデザインも、大変気に入っていただけましたよ。あなたやセイランの補佐のおかげで我が家はこれからも安泰のようです。
今回の出張も大変だとは思いますが、お体に気をつけてくださいね。
お互い仕事が終わったら、とびきりの御馳走を囲んで、家族水入らずで過ごしましょう。
またお手紙差し上げます。
[3]セイランの日記
553.11.25
最近、小さい頃の夢をよく見るようになった。
仮縫いの手伝いにってアリス用の衣装を着せられて…。
でも夢の中で自分はだんだんと大人になって、だけどアリスと同じ服を着てた。
アリスとお揃いの自作の衣装を着て、皆から可愛いって褒められて…。
母さんからも職人として立派だって認めてもらえて…。
これって、願望の現れってやつなのかな?
今みたいな男性らしい服装も嫌いじゃないけど、やっぱり自分の着たい服を、もっと可愛い服を着られたらな。
いつか、職人になりたいって両親に伝えられたらなぁ…。
…こんな事書いてる場合じゃない。「アリスの衣装コンテストに応募しましょ」って姉さんの提案にはびっくりしたなぁ。
この前の自信作、取引先が褒めてくれたのは嬉しかったけど…コンテストなんて夢のまた夢だよ。
姉さんの気遣いかな? 優しくて職人としても優秀で…でも…そんな姉さんと一緒なら出来るかも…。
なんだかドキドキして嬉しさとか不安がごちゃ混ぜだ。
だけどアイディアがどんどん湧いてきて止まらない…!
最近、小さい頃の夢をよく見るようになった。
仮縫いの手伝いにってアリス用の衣装を着せられて…。
でも夢の中で自分はだんだんと大人になって、だけどアリスと同じ服を着てた。
アリスとお揃いの自作の衣装を着て、皆から可愛いって褒められて…。
母さんからも職人として立派だって認めてもらえて…。
これって、願望の現れってやつなのかな?
今みたいな男性らしい服装も嫌いじゃないけど、やっぱり自分の着たい服を、もっと可愛い服を着られたらな。
いつか、職人になりたいって両親に伝えられたらなぁ…。
…こんな事書いてる場合じゃない。「アリスの衣装コンテストに応募しましょ」って姉さんの提案にはびっくりしたなぁ。
この前の自信作、取引先が褒めてくれたのは嬉しかったけど…コンテストなんて夢のまた夢だよ。
姉さんの気遣いかな? 優しくて職人としても優秀で…でも…そんな姉さんと一緒なら出来るかも…。
なんだかドキドキして嬉しさとか不安がごちゃ混ぜだ。
だけどアイディアがどんどん湧いてきて止まらない…!
[4]大規模アリスコンテスト
その日、イーストエンド王国では大規模なアリスの衣装デザインコンテストが催されていた。
会場の周りには出店が並び、国内外から大勢が集まり、大盛況だった。
今年のデザインテーマは「イーストエンド伝統衣装」。
国中の職人が応募した作品はどれも質が高く、どの衣装も見た人達から称賛の声が聞こえてきた。
しかし、ある作品の人だかりだけは、唯一静まり返っていた。
称賛に値しないからではない。
言葉を失うほどに素晴らしかったのだ。
それは、代々続くとある名匠の、長女の作品だった。
そのコーデはイーストエンドの節分という伝統を取り入れつつも、斬新で、誰も見たことのないようなデザインだった。
節分の持つ「家を守る」という意味…つまりはこの国の伝統を守るという事。
そしてそこに作者の持つ美のセンスが融合されている。
この国の伝統と、職人のセンスが合わさった見事なデザインだった。
コンテストの結果は予想するまでも無いなと、その場にいた誰もが思うのだった。
会場の周りには出店が並び、国内外から大勢が集まり、大盛況だった。
今年のデザインテーマは「イーストエンド伝統衣装」。
国中の職人が応募した作品はどれも質が高く、どの衣装も見た人達から称賛の声が聞こえてきた。
しかし、ある作品の人だかりだけは、唯一静まり返っていた。
称賛に値しないからではない。
言葉を失うほどに素晴らしかったのだ。
それは、代々続くとある名匠の、長女の作品だった。
そのコーデはイーストエンドの節分という伝統を取り入れつつも、斬新で、誰も見たことのないようなデザインだった。
節分の持つ「家を守る」という意味…つまりはこの国の伝統を守るという事。
そしてそこに作者の持つ美のセンスが融合されている。
この国の伝統と、職人のセンスが合わさった見事なデザインだった。
コンテストの結果は予想するまでも無いなと、その場にいた誰もが思うのだった。
[5]父からセイランへの手紙
セイランへ
長い間家を空けてすまないな。
母さんがいるから家の事は特に心配はしてないが、お前はきちんと手伝いは出来ているか?
それに、武道の鍛錬も日々続けているか?
この間の大会で優勝した時、父さんは誇らしかったぞ。
さすがは我が息子だ!
お前が武道よりクロージーを好んでいるのは知っているが、イーストエンド王国の男子として必要な事なんだ。
クロージーだけでなく武力もその調子で鍛えていけよ。
そうそう、大会と言えば、近々衣装コンテストの結果発表があるな。
その日にはそちらに帰れるだろう。
まあ、きっと我が家の優勝だろうがな!
その時は家族全員で姉さんの事を盛大に祝ってやろう。
これからも、母さんや姉さんを支えてやるんだぞ。
554.2.17 父より
長い間家を空けてすまないな。
母さんがいるから家の事は特に心配はしてないが、お前はきちんと手伝いは出来ているか?
それに、武道の鍛錬も日々続けているか?
この間の大会で優勝した時、父さんは誇らしかったぞ。
さすがは我が息子だ!
お前が武道よりクロージーを好んでいるのは知っているが、イーストエンド王国の男子として必要な事なんだ。
クロージーだけでなく武力もその調子で鍛えていけよ。
そうそう、大会と言えば、近々衣装コンテストの結果発表があるな。
その日にはそちらに帰れるだろう。
まあ、きっと我が家の優勝だろうがな!
その時は家族全員で姉さんの事を盛大に祝ってやろう。
これからも、母さんや姉さんを支えてやるんだぞ。
554.2.17 父より
[6]セイランの姉の日記
554.2.20
やっぱり、セイランの衣装が優勝だった。
あの子のデザインの完成稿を受け取った時、自分のライバルはこんなに身近にいたんだって改めて実感したわ。
コンテスト用のデザインどちらも本当に素晴らしかったものね。
それにあれは…私や家の事を考えてデザインしたものでしょうね。
節分の「家を守る」というのは国の伝統や文化だけじゃなく、この家も守りたいってセイランの気持ちの現れだったんだと思うの。本当、優しい子なんだから…。
少し迷いもあったけど今回の事で完全に決心出来たわ。
あの子はこの国だけに収まってていい器じゃない。
セイランが国外へ出るって決まったら、リンとリョウも寂しがるでしょうね。もちろん私も…。
母さんと父さんへの説得、上手くいくといいんだけど。
コンテストの件で材料は揃ったけど後はセイラン次第。
明日、あの子に話をしてみましょ。
お願いだから頷いて頂戴。
これが姉として、可愛い弟に出来る精一杯なんだから。
やっぱり、セイランの衣装が優勝だった。
あの子のデザインの完成稿を受け取った時、自分のライバルはこんなに身近にいたんだって改めて実感したわ。
コンテスト用のデザインどちらも本当に素晴らしかったものね。
それにあれは…私や家の事を考えてデザインしたものでしょうね。
節分の「家を守る」というのは国の伝統や文化だけじゃなく、この家も守りたいってセイランの気持ちの現れだったんだと思うの。本当、優しい子なんだから…。
少し迷いもあったけど今回の事で完全に決心出来たわ。
あの子はこの国だけに収まってていい器じゃない。
セイランが国外へ出るって決まったら、リンとリョウも寂しがるでしょうね。もちろん私も…。
母さんと父さんへの説得、上手くいくといいんだけど。
コンテストの件で材料は揃ったけど後はセイラン次第。
明日、あの子に話をしてみましょ。
お願いだから頷いて頂戴。
これが姉として、可愛い弟に出来る精一杯なんだから。
[7]セイランの日記
554.2.21
ええと、今日は何から書いたらいいんだろう。
やっぱりまずは自分のデザインがコンテストで優勝した事かな。姉さんっていう実力者がいなかったのは大きいけど、それでも優勝は優勝だからね!
とてつもなく嬉しかった…!
それと同時に、姉さんから国外修行の提案をされた。
「あなたの職人としての実力、この国じゃ発揮出来ずに終わってしまうわ。だから、どこか男性職人を歓迎してくれる国で修業するべきよ」なんて言われちゃって…。
びっくりしたなぁ、姉さんはそこまでお見通しだった。
おまけに、時々姉さんの服を着てるとこも見られてたみたいで…。
でも不思議と、それを聞いたら逆に笑えてきちゃった。
姉さんの思いやりを感じて、安心したからっていうのもあるんだろうな。
よし決めた。今度両親がそろってる時、職人になりたいって事伝えてみよう。
自分の…アタシの気持ち、全部伝えてみよう。もちろん不安が無いわけじゃないわ。絶対反対されるだろうし。
母さんと父さんの事、嫌いなわけじゃないから、家族と離れるのは寂しいし…。
でも、もうアタシはアタシに嘘をつかないわ。
ええと、今日は何から書いたらいいんだろう。
やっぱりまずは自分のデザインがコンテストで優勝した事かな。姉さんっていう実力者がいなかったのは大きいけど、それでも優勝は優勝だからね!
とてつもなく嬉しかった…!
それと同時に、姉さんから国外修行の提案をされた。
「あなたの職人としての実力、この国じゃ発揮出来ずに終わってしまうわ。だから、どこか男性職人を歓迎してくれる国で修業するべきよ」なんて言われちゃって…。
びっくりしたなぁ、姉さんはそこまでお見通しだった。
おまけに、時々姉さんの服を着てるとこも見られてたみたいで…。
でも不思議と、それを聞いたら逆に笑えてきちゃった。
姉さんの思いやりを感じて、安心したからっていうのもあるんだろうな。
よし決めた。今度両親がそろってる時、職人になりたいって事伝えてみよう。
自分の…アタシの気持ち、全部伝えてみよう。もちろん不安が無いわけじゃないわ。絶対反対されるだろうし。
母さんと父さんの事、嫌いなわけじゃないから、家族と離れるのは寂しいし…。
でも、もうアタシはアタシに嘘をつかないわ。
[8]シキの研究日記
554.3.2
知り合いの研究員のツテでコンテスト優勝者の宴に連れて行ってもらった。
すっごい名門で、代々続いてる家柄なんだって。
イーストエンド文化も学べて、ご馳走もおよばれできて得した気分!
異文化に触れて勉強にはなったけど、色々びっくりしたなぁ。
まず、とんでもない美女がいた事! 優勝者の妹かな?
宴の最中に突然現れて、思わず見とれちゃったよ。
その人のアリスがコンテストで優勝した衣装を着てて、そして本人もお揃いの衣装で、素敵だったなー。
更にびっくりしたのが、宴の最中でその人と家族が喧嘩した事なんだよね~!
優勝のデザインがどうとかって話してたから、宴の最中で喧嘩したり泣いたりするのが、この国なりの盛り上げかたなのかなって思ったけど…。
最後に、その人がアリスの衣装職人になりたいって夢を語っている様子は真剣で…家族も泣き崩れてて…、よく分からないままだけど、何だか感動しちゃった。
そうそう、優勝した衣装の注文も出来てよかったなー。
イーストエンド王国の思い出にね!
知り合いの研究員のツテでコンテスト優勝者の宴に連れて行ってもらった。
すっごい名門で、代々続いてる家柄なんだって。
イーストエンド文化も学べて、ご馳走もおよばれできて得した気分!
異文化に触れて勉強にはなったけど、色々びっくりしたなぁ。
まず、とんでもない美女がいた事! 優勝者の妹かな?
宴の最中に突然現れて、思わず見とれちゃったよ。
その人のアリスがコンテストで優勝した衣装を着てて、そして本人もお揃いの衣装で、素敵だったなー。
更にびっくりしたのが、宴の最中でその人と家族が喧嘩した事なんだよね~!
優勝のデザインがどうとかって話してたから、宴の最中で喧嘩したり泣いたりするのが、この国なりの盛り上げかたなのかなって思ったけど…。
最後に、その人がアリスの衣装職人になりたいって夢を語っている様子は真剣で…家族も泣き崩れてて…、よく分からないままだけど、何だか感動しちゃった。
そうそう、優勝した衣装の注文も出来てよかったなー。
イーストエンド王国の思い出にね!
[9]セイランの姉の日記
554.3.6
この前の宴で、セイランが初めて女性装を披露した。
よその人はもちろん、母さんと父さんの反応が……ね。
予想通りだったわ。
リンとリョウが「セイラン綺麗!」って言ってくれた時はちょっと救われたわね。
でも……セイランが「国を出る」って言った時、2人に泣き崩れられたのはさすがに驚いたわ。
私も何も言えなくなって…。
それでも母さんが「やるからには、この家が、この国が誇れる職人におなりなさい」って言ってくれた時は、心底嬉しかった。
セイランも泣いちゃうもんだから、私もつられて泣いちゃったじゃない。
その横で涙目の父さんが「家が静かになるな」って呟いてた気がする。
それを聞いた瞬間、私にもぶわっと気持ちが溢れたわ。
セイランは大人になったのね、嬉しいわ。旅立ってしまうのよね、寂しいわ、って…。
その日まで、出来る限りの事はしてあげましょ。
私の弟…いいえ、妹に、どうか輝く未来を。
この前の宴で、セイランが初めて女性装を披露した。
よその人はもちろん、母さんと父さんの反応が……ね。
予想通りだったわ。
リンとリョウが「セイラン綺麗!」って言ってくれた時はちょっと救われたわね。
でも……セイランが「国を出る」って言った時、2人に泣き崩れられたのはさすがに驚いたわ。
私も何も言えなくなって…。
それでも母さんが「やるからには、この家が、この国が誇れる職人におなりなさい」って言ってくれた時は、心底嬉しかった。
セイランも泣いちゃうもんだから、私もつられて泣いちゃったじゃない。
その横で涙目の父さんが「家が静かになるな」って呟いてた気がする。
それを聞いた瞬間、私にもぶわっと気持ちが溢れたわ。
セイランは大人になったのね、嬉しいわ。旅立ってしまうのよね、寂しいわ、って…。
その日まで、出来る限りの事はしてあげましょ。
私の弟…いいえ、妹に、どうか輝く未来を。
[10]セイランの日記
554.5.5
明日はいよいよ出発だっていうのに、もうヘトヘトよ。
姉さんが職人として色々教えてくれるから、ついつい時間を忘れちゃう。本当、姉さんには感謝しきれないわ。
母さんと父さんは…まだアタシの服装に慣れないのね。
頼むから時々は男性装もしてくれって言われて、しょうがないから頷いておいたわ。
まあ、アタシもまだなじみきれてないし、どっちの服装も好きだしね。
それと、アタシがいつかこの家に帰ってきてくれるって信じてるみたい。でも、それは分からないのよね。
この国で、男が衣装職人としてやっていくにはまだまだ難しいだろうし。もう少し話し合うべきだったかな…。
そうそう、修行先はやっぱりハートランド王国に決めたわ。勉強のしやすいインターナ帝国と迷ってたけど……アリスのコーデ文化を考えたらね。イーストエンド王国よりは比較的、男性職人も多くいるみたいだし。
そういえば例の宴で空気読まずに衣装の注文してきた人もハートランド王国の一流研究者らしいわね。可愛い顔して図太くて、逆に笑っちゃったわ。
面白い人が多いのかしらって不安が和らいだわね。
これからの旅路が楽しくなりますように。
明日はいよいよ出発だっていうのに、もうヘトヘトよ。
姉さんが職人として色々教えてくれるから、ついつい時間を忘れちゃう。本当、姉さんには感謝しきれないわ。
母さんと父さんは…まだアタシの服装に慣れないのね。
頼むから時々は男性装もしてくれって言われて、しょうがないから頷いておいたわ。
まあ、アタシもまだなじみきれてないし、どっちの服装も好きだしね。
それと、アタシがいつかこの家に帰ってきてくれるって信じてるみたい。でも、それは分からないのよね。
この国で、男が衣装職人としてやっていくにはまだまだ難しいだろうし。もう少し話し合うべきだったかな…。
そうそう、修行先はやっぱりハートランド王国に決めたわ。勉強のしやすいインターナ帝国と迷ってたけど……アリスのコーデ文化を考えたらね。イーストエンド王国よりは比較的、男性職人も多くいるみたいだし。
そういえば例の宴で空気読まずに衣装の注文してきた人もハートランド王国の一流研究者らしいわね。可愛い顔して図太くて、逆に笑っちゃったわ。
面白い人が多いのかしらって不安が和らいだわね。
これからの旅路が楽しくなりますように。
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