ガチャストーリー21「レティシアが見つけた手紙」 - Alice Closet

アリクロ(アリスクローゼット)ミニストーリー

ガチャ: 「ミラーランドアリス」

期間: 2021/9/1(水)14:30~10/1(金)14:29

レティシアが見つけた手紙

[1]ハートランド新聞

ハートランド新聞 516.12.4
■世界初のクロージー大会「ティーパーティー」開催
3日、ベルベット王国にてルーカス王子誕生を記念したクロージー大会「ティーパーティー」が開催された。

ハートランド王国からはリリシア女王とフェリシア王女が出席し、お祝いの言葉を述べられた。
大会はトーナメント形式で開催され、各国の代表が参加し、ベルベット王国代表が優勝した。

リリシア女王は、507年のベルベット王国留学中からベルベット王室と交流。訪問は非公式の立ち寄りを含め6回に上り、共にクロージー発展に注力してきた。
ハートランド王国でも同様の大会が行われる見込み。

■フェリシア王女とベルベット王国ルーカス王子婚約
フェリシア王女と、11月に誕生したベルベット王国の第二王子であるルーカス王子の婚約が12月4日に王室の記者会見にて明らかになった。

フェリシア王女はハートの女王、王両陛下の長女。結納の儀を経て、入籍は成人後となる。ルーカス王子は結婚によって、ハートランド王国に入られる。

[2]フェリシアの日記

516ねん 12がつ 4にち くもり

きのう ベルベットおうこくへいった。
ベルベットおうこくのおうじさまが うまれたおいわいで くろーじーたいかいがあった。
ありすたちの いろいろなこーでをみてたのしかった。

たいかいのあと あかちゃんに あってきた。
ちっちゃくてかわいかった。

そのとき ベルベットのじょおうさまに 「これからもこのこと なかよくしてね」 っていわれた。
わたしが うんっていうと おかあさまも じょおうさまも わらってた。

でもそのあと よくわからないことを いわれたの。
わたしと そのあかちゃんは おとなになったら けっこんするんだって。
えほんでよんだけど おんなのひとと おとこのひとがけっこんするのは すきどうしになったから けっこんするんだよね?
あかちゃんと けっこんなんて へんなかんじ。
よくわかんない。

[3]王子から王女への手紙

フェリシア王女へ

15さいのおたんじょうび、おめでとうございます。
プレゼントに、「ミラーの国の物語」という本をお送りします。主人公の少女がアリスと鏡の国にまよいこんできみょうな衣装達と出会う、ベルベット王国民の多くに親しまれている物語です。

前の手紙で、城下町の衣装店を見学した話を聞きましたが、ぼくもワクワクしました。
確かに王宮では、ぎしきや式典でマナーにそったコーデを作ることが多いですね。アリスと自由に衣装を選んでみたい気持ちは分かる気がしました。
王女は、いつもアリスを大切に思っているのですね。
この本には、風になりたいと自分で飛んでいってしまうショール、しゃべる卵のブローチなど、おかしな衣装がたくさん出てくるので、アリスといっしょに楽しめると思います。

できれば、ちょくせつ会っておわたししたかったです。
前にお会いしたのは、僕がおぼえていないぐらい小さな頃でしたから。
お忙しいと思いますが、いつか叶うとうれしいです。

526.12.20 ルーカスより

[4]レティシアの日記

561.3.5
今日は、驚きの発見がありましたわ!なんと、お母様とお父様の手紙を見つけてしまいましたの!

王家の紋章入りの便箋に、フェリシアとルーカスの署名ということは間違いありませんわ。勝手にお二人のやり取りを読むなんていけないことですけれど…。お父様は国外に出てらっしゃると聞きましたし、もし大切な手紙で出しそびれているものがあったらと思って目を通してしまいましたの。
でも、日付を見ると、どれも子供の頃に文通していた時のものみたいでしたわ。自国の文化を紹介しあったり、チェスの戦略についてお話していたんですわね。

執事長がくれた「ハートランド伝承記」は何回も読んだことがありましたけど、まさか、カバー裏のポケットに挟まっているなんて。
チェスターに貸す前に確認して良かったですわ。

王家とはいえ、生まれた時から結婚する相手が決まっていたんですわね…。それに、お母様の手紙は随分そっけないように感じてしまって…。
もしかしたら、もっと他の手紙も見つかるかも。興味が抑えられられませんわ…!

[5]王女から王子への手紙

ルーカス王子へ

お手紙と誕生日の贈り物、ありがとうございます。
アリスは見たこともない空想上の衣装が気に入ったようで、毎日のように読んでほしいと本を持ってきます。私も独特な調子の詩で描かれた世界を楽しんでいます。

お返しに、「ハートランド王国伝承記」を贈ります。
我が国の歴史や言い伝えをまとめた本ですが、冒険活劇の元にもなったまるで物語のような話もあります。

おっしゃる通り、またお会いしたいですね。
将来結婚すると決まっているのに、直接お会いしたのは数えるほど…。ルーカス王子も、よく知らない私と結婚することに不安を感じることがあるのではないでしょうか。王家という私達の立場は理解していますが…。

ベルベット王国へ訪問する機会があれば、是非私も同行させてもらえるようお願いしたいと考えています。

526.12.26 フェリシアより

[6]フェリシアの日記

527.6.26 
やっとルーカス王子に会って話が出来た。
まだ11歳なのに、とてもしっかりした方だった。

最近行っているという昆虫研究の話を聞いて、まだまだお子様ねと思ったけれど、周辺環境を整備することで、マナの循環に役立てたいという理由だった。
ベルベット王国は厳しい貴族制度が残っていると聞いたけれど、地域の学校への研究設備提供を通じて、様々な形で国民と交流しているとか…。

それから、私とやり取りした手紙の内容を、全部覚えてくれていた。公務、王宮の出来事、城下町に行った話、そして、アリスと作ったコーデのこと…。
その上で、婚約者として、私のことをもっと知りたいと思っていたって。

私はなんて愚かだったのかしら。自ら王族という運命に縛られていたのね。定められた婚約という点ばかり気になって、相手をきちんと見ていなかった…。

どうしよう、今日の私、きっと始めの方はとても素っ気なかったでしょうね。
急いで、お礼の手紙を書かないと…!

[7]王女から王子への手紙

ルーカス王子へ

この間は、直接会ってお話が出来て、嬉しかったです。

研究でよく訪問しているという湖でボートに乗りながら聞いた昆虫の話、とても興味深かったです。小さな虫といえど、植物の受粉や土壌保全などマナの循環に関連があるのですね。

クロージーも楽しかったですね。数々の物語をテーマにした王子の衣装選びは、自由な発想で驚きました。
お土産にコーデもいただきありがとうございます。ふんだんに使われたフリルで広がった袖やスカートは、少女らしいシルエットで可愛らしく、ボリュームのある傘や様々な形の鏡など小物もこだわりを感じました。
アリスにも似合っていて、とても喜んでいます。

結婚に向けて、もっとルーカス王子のことを知りたいと感じています。またクロージーもしたいですし、チェスの対戦やハートランド王国のご案内も是非実現させたいですね。
次にお会いできる時を、心より楽しみにしています。

527.6.27 フェリシアより

[8]レティシアの日記

561.3.10
またお母様とお父様の手紙を見つけましたわ!この数日間書斎にこもった甲斐がありましたの。
もちろん、あくまでチェスターに貸す本を選ぶためですけど…!!

貴族にも多くのしきたりがありますけど、王族はもっと自由がないように感じましたわ。
国を背負う者としては仕方ないのかもしれませんけど、恋愛もできないなんて。

それでも…お母様は、お父様という決められた運命と、向き合ったんじゃないかしら?
ベルベット王国ヘの訪問を頼んだのも、お母様としての考えがあったからなのでしょう。
その結果、大きな気づきを得た…。

お母様は、そんな勇気もお持ちの方だったのね。とてもかっこいいですわ…!
私も、いつかお会いして、今までの話をたくさんして、そして認めてもらいたい。そのためにも、もっとアリスと着せ替えの腕を磨かなくてはいけませんわね。

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